2008年8月29日金曜日

停電か蚊か

7/17
オフィスには、午後の4時に行く予定である。
今日は、インドの停電について書く。
インドに来る前に本やインターネットで停電があることは知っていたが、頻度の多さには正直、ヘキヘキしている。
停電は、まるで約束しているかのように毎日一回は必ずある。
多い日には4-5回もある。
特に、雷などに発生はないので恒常的で意図的なものだろう。
その証拠にPower cutと言っている。
現地の新聞によると雨が降らなければ一日6時間しか供給できないと言う。
やっかいなことにその停電は、時を選ばず起こる。
停電すると一瞬にして、何もすることがなくなる。
そればかりか、ファンもA.Cも停まり部屋の中は徐々に暑くなる。
復旧の目処がわかれば、我慢もできるがインドで将来のことなど誰もわからない。
暗がりでひたすら復旧を待つ。
暑さに耐えかねて、外に出たり部屋の窓を開けようものなら、たちまち歓迎しないものたちが訪れてくる。
インドの蚊は、刺されても日本の蚊のような痒さはない。

各家庭では、この停電対策として自家発電装置(UPS)を用意している。
友人の家には自家発電装置が5台あるが、残念ながら私たちの階にまでは恩恵に預かることは出来ないようである。
UPSは、1台3000INRである。
5台でやっと1時間持たせることが出来る。
停電の90%は1時間以内に回復するので、15000INRの投資になる。
衛星放送やインターネット接続も考えている。
どれも、日本に持って帰れない。
どれに投資するか悩ましいところである。
妻に相談すれば衛星放送に決まることは間違いない。
日本を発つときの一番の心残りが子供ではなく「篤姫」が見られなくなることである。
私は絶対にUPSである。
娯楽より生活必需品である。
しかし、正直なところ英語と現地語のテレビにも飽きが来ているころである。

今日はオフィスから家まで30INRで来た。
この金額は間違いなくIndian Priceである。
インドには、インド人価格と外国人価格が存在する。
例えば、PCのコンバータ(コンセントの形状がインドと日本では異なる)を私が買いに行くと150INRと言われるが、オフィスのエンジニアではこれが何と1/5の30INRになる。
とにかく、オートリクシャはこれまでは50INR-70INRの外国人価格からインド人価格に入れたので、今日だけは少し鼻高々である。

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