2008年8月29日金曜日

第一巻完了

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朝、新聞を見ていたら市内の植物園でフラワショーが開幕するとの記事を見つけた。
インドのフラワショーとは一体、どんなものなのだろうか。
朝が早いにもかかわらず、私の好奇心はすぐに目覚めた。
植物園はラールバーグ植物園と言い、町の中心部の南側にある。
広さは96ヘクタールもあり、18世紀に造営され赤いバラが咲き乱れることからこの名前がつけられた。
ラールバーグとは、赤い庭園と言う意味だ。
植物園には、樹齢何百年もの多くの古木や珍しい熱帯植物や温室などを有している。
日本でもこれだけの規模と種類のものはそれほど見かけない。
驚いたことに道は整備され、芝生はきれいに刈られ野良牛などは1頭もいない。
野良犬(野犬ではない)は数匹、見かけた。
フラワショーは、大きな温室の中で行われていた。
日本でも馴染みのスイトピーやダリヤ、菊までもが展示されていた。
残念なことに、花はいずれも鉢に入れられ無造作に置かれているだけである。
私は園芸が好きで草花を育てているが、私にやらさせた方がぐっと花が引き立つと思う。
フラワショーは想像していた通りのものであったが、園内は想像以上に広大できれいである。
フラワショーの行われている温室を出て園内を歩いていると、前方から白い車5-6台が猛スピードで来て、私たちのすぐ近くを走り去っていった。
しばらくすると、なにやら音楽が聞こえてきた。
音のする方に言ってみると、大勢の警察官と音楽隊らしき人々がいた。
音楽はこの人々が演奏していたものだった。
中学校の吹奏楽部にも遠く及ばないものであるが一生懸命に演奏している。
もちろん、曲名は知る由もない。
しばらく様子を伺っていると、傍にいた人がministerだと教えてくれた。
インドは官僚が顔を利かせているとは知っていたが、これほどのものとは考えていなかった。
静かな園内を猛スピードで走り、下りる時には歓迎の生の音楽付である。
今度、生まれたらなりたいものとして、インドの官僚も候補に入れよう。

今日で滞在1ケ月、私たちの計画はどうにか順調に進んでいる。
これまでの成果を簡単にまとめて「SHINのインド日記」の第一巻を完了とする。
A.期待通りだったもの
インド人の温かさ
IT技術者の勤勉性
バンガロールの快適な気候
 きたない道路
B.期待していなかったもの
爆弾テロ
野良牛と野犬
C.手に入れたもの
パスポート 3
就労ビザ 4
滞在許可書 5
家具一式 3
家電一式 4
観葉植物 3
ガス 4
自宅電話(080-41108282) 2
携帯電話(090-9739300039) 2
オートリクシャの交渉術 5
インターネット環境 4
使用人 2
お餅、マーボ丼の素 2
多くの友人 3
新聞 2
               数字は難易度

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