2008年9月11日木曜日

お気に入りの散歩道


良く行く散歩道がある。
その散歩道は、家から歩いて5分くらいの所にある。
写真のように何の変哲もないタダの道である。
日本では良くある散歩道である。
ちょっと違うと言えば、両側に緑が沢山ありとても静かな事である。

バンガロールは「公園都市」と言われているように多くの公園や緑地がある。
緑が沢山ある事はさほど珍しくはない。
多分、私が気に入っている理由は、その静けさである。
とにかく、インドはうるさい。
あるとあらゆる車は、クラクションをやたらに鳴らし続ける。
日本では必ず口論になると思うくらいにクラクションを鳴らす。
追い抜いていく車だけではなく前から来る車もクラクションを鳴らす。
これに、野良犬や野犬の吠える声、やたらに甲高い物売りの声、喧嘩しているとしか思えない現地語の声、ムスリムの祈りの音楽など、身の回りにはあるとあらゆる喧騒と騒音がある。

ところが、ここはどうだろう。
さして、早い時間ではないが人もあまりいない。
何人かの人がのんびりと散策を楽しんでいるだけである。

きっと、日本なら何の気もなしに通り過ぎてしまうだろう。
ところが、何の変哲もないタダ静かであると言う事だけで気に入ってしまう。
私の物事に対する感性が徐々に生まれたときに戻っているような感覚に陥る。
インドは不思議な所である。

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