2008年9月8日月曜日

祝!!JEEC開講


最近、研修の話が続けざまに起きて日記を書く時間が思うように取れない。
次の4つの話を同時に進めている。

一つ目は、IT技術者の研修も車の技術者の研修も同じようなものだと軽く考え、1ケ月前程に私の持論を某大手自動車会社に研修提案書として提案した。
この駄目基で書いた提案書が幹部の目に止まり、最近は研修担当者との打ち合わせに忙殺されている。
この某大手自動車会社はインドの現地会社と合弁会社を作ってインド事業を展開している。
したがって、多くのインド人技術者が働いている。
この中で優秀な技術者は、本社での研修を受けるために日本に定期的に派遣される。
その数は、正確には知らないが1年間で100人くらいになるそうである。
また、バンガロール郊外に新工場を随時建設中でその数は年々増加しているそうである。
現在も彼らは3ケ月間の日本語研修を受けている。
これに加えて、ビジネス日本語、日本企業での仕事のやりかたなどを研修する計画である。

二つ目は、以前から進めているインド人幹部社員に対する異文化研修である。
この研修も一つ目と同じ会社である。
一つ目と違うのは、日本から派遣される駐在員とインドで採用されたインド人幹部社員との異文化に纏わる研修である。
現在、この研修内容については、私は二つの疑問を持っている。
一つは、異文化研修なのにインド人幹部社員に対する研修だけであるという点である。
異文化(Inter cultural)は相互理解が前提のハズである。
日本人駐在員の研修とペアにする事を提案している。
もう一つは、この研修は人材育成ではないと言うことである。
組織活性化研修である。
したがって、一般的な内容では成果が上がらないように思う。
企業内で日々生じている具体的な問題事例に基づいて、組織の問題も含めて進めるべきであるということを提案している。

三つ目は、インドを代表するIT企業Wiproに対する提案である。
現在は、Chenaiにある研修部門での検討結果を待っている所である。
Wiproは既に大きな日本語研修センターを有しており、「SHINPO」という有名なカリキュラムで多くの研修実績がある。
何で、Wiproなのかと疑問に思うかもしれないが、これも、どうせやるなら一番の所でやりたいと思って提案しているものである。
インドには、日本では考えられないこのような無謀なことが許される土壌がある。

最後は、日本語研修である。
今日、4名のJEEC一期生が入校した。
いずれも、仕事をしている個人である。
以前から、仕事をしながら日本語を学びたいと言う要望はあったらしい。
しかし、彼らは夜遅くまで働いており平日はなかなか時間が取れない。
これまでは、やむをえず断っていたらしい。
しかし、私が自由人で平日も休日も変わらない所に目をつけられた。
私の本心は日本語の教育などやりたくはないが、暇に任せてこれも軽い気持ちで引き受けた。
当然、私は日本人なので日本語の読み書きなどは簡単である。
しかし、普段、なにげなく使っている日本語を、全く日本語の知識がない人に教えるのは非常に難しいことであることを痛感している。

具体例は、これから嫌と言うほど書く事になるだろう。

今回は、日本にいる友人や子供たちも研修の事を心配しているかも知れないので研修の話を中心に書いた。
インドに来た目的と初心は忘れないように心掛けている。

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