2008年8月29日金曜日

衣食住シリーズ その2 食

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今日は食生活編。
インドと言えばカレーから始めるのが、この国にお世話になっている者の礼儀だろう。
カレーだけではないと反論したいところであるが、インドの食は全てがカレーである。
カレーに始まりカレーに終わる。(レー(礼)に始まり(礼)レーに終わる?)
KFCもMacもカレーのオンパレードである。
インドに来て今日で21日。
食事回数は60回近くになるがカレーを食べたのは僅かに4回だけである。
どうにかこうにか、カレーを避けることには成功している。
滞在中に日本カレーパーティを企画しており、ルー50人分を持参してきている。
2回は試食のためにこのルーを使ったものなのでインドカレーは正味2回である。

正直、年とともに香辛料は苦手になっていく。
本場のカレーは、日本のインド料理店の比ではない。
インド料理店のカレーなどはSWEETではないかと思えるくらい激、激、激、辛い。
特に、各家庭で作るカレーは遠慮なしに辛い。
家庭に招待されて、おせいじにも「おいしい」などとは口が裂けても言わないほうが良い。
毎晩、夢にうなされることは間違いない。
CoCo一番のカレーが懐かしい。

では、カレーが2回で後の58回はどうしているのか。
カレー以外に何を食べて生き延びているのかを説明する。
当然、肉類はほとんど売っていない。
Total mallの3階に、魚、鶏肉、マトン売り場があり、辛うじて魚肉が手に入る。
魚は地元の市場でも売っているが、頼みもしないのにハエも一緒にしかも大量に売っている。
こちらでは、刺身などと言う風流な食習慣はない。
火を通して食べるのでハエなど問題ではないのかも知れない。
魚の料金はグラム単位なのでハエの体重も料金に加算されてしまう。
地元の市場で魚とハエを買うのは損だ。

次に、生野菜は水と虫の問題でまず食べられない。
ここで生野菜と言う贅沢な食事をしているのは、野良牛と野犬だけである。
人様は、一度、ボイルしてから冷蔵庫で冷やして食べる。
見た目も栄養面からも好ましい姿ではないが仕方がない。

食生活で一番、難儀なのは調味料である。
ソース、味噌、出汁類は未だに手に入れることが出来ていない。
確かに、醤油、マヨネーズ、トマトケッチャップと言う名前のものは手に入る。
しかし、これらは日本からの輸入品ではない。
どちらが原産地かは知らないが、味は日本のものとは明らかに違う。
少し、かさばるが調味料は持参したほうが良い。

野菜や果物の味と値段は、間違いなくインドに軍配が上がる。
中ぐらいのスーパー袋にいっぱいのいろいろな野菜が僅か30-40INRである。
100円もしない。
感激を通り越して、感動的な値段である。
私たちの調査では、同じものでも売る場所と売り方により値段が異なる。
①地元市場、②宅配の野菜売り、③路上の野菜売り、④スーパー、⑤mall。
もっぱら②を利用しており、家の前に来る野菜売りのおじさんとはとうに顔馴染みである。
彼は現地語しか話せないが言葉を使わなくても野菜は買えるので大丈夫。
彼は、果物は持って来ないので果物は③か④で手に入れる。
最初は③を利用したが、品数で④が便利なので最近は④である。
マンゴやパパイヤは感動的な値段であるが林檎や葡萄は日本と遜色はない値段である。

そろそろ、食生活の閉めに入る。
今日の藤田家の食事は次のようなものである。
朝は、トースト、目玉焼き、ポテトサラダ、ヨーグルト、チャイ、マンゴ。
昼は、ヌードルとフレッシュジュース
夜は、パイナップルチャーハン、スープ、ヨーグルト、チャイ、パパイヤ

家が4階で、散歩で、野菜生活で、香辛料で、ベルトが2穴締まった。

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