2008年8月29日金曜日

インド品質のサーカス

7/22
夕方、友人の家族とサーカスを見に行った。
インドの現地サーカスを見た日本人は、それほどはいないと思う。
良い経験になった。
入場料は20INR,40INR,60INR。
値段の違いは、場所と椅子の良し悪しである。
一等席は60INRで、椅子はビアガーデンにあるようなプラスチックのものである。
三等席は20INRで、椅子は丸太である。
私たちが行った時は、既に開演していた。
インド音楽に乗って、お決まりのロープ技が真最中であった。
演目は日本の3倍くらいの速さで次から次に変わる。
とにかく、出演者の数が圧倒的に多い。
また、音楽の音も大きい。
しかし、音楽は楽団の生演奏である。
楽団と言っても3-4人だが、正面の高い位置に陣取りえらそうに演奏している。
道理で演者とのタイミングが見事な訳である。
動物は、馬、犬、象が出演していた。
帰りに駱駝を見たが、私たちが遅れていったためか駱駝の演技は見ていない。
インドの駱駝の演技を見てみたかった。
ピエロの演技は、現地語のタミル語なので笑うに笑えなかった。
技のレベルは、はっきり言って学芸会と運動会を足したようなものである。
組み体操のようなものは、バラバラでうまくいきそうにないと途中で止めてしまう。
おしゃべりしながら演技している演技者もいる始末である。
綱の上で、頭の上にカップと皿を乗せていく演技などでは、2回に1回は失敗する。
日本のサーカスでは、失敗はほとんどない。
サーカスにもインド品質があることを知った。

サーカスの帰りに、ちょっと寺院に寄り道した。
この寺院は大きな岩山の上にあり、850年まえに作られたそうだ。
それほど高い岩山ではないがバンガロールから離れていることもあり、遮るものもなく眼下には、遠くの山並みや近くの町並みが整然と展開している。
インドが悠久の大地という実感をする風景である。
夕暮れどきでもあり、静かに大地がたたずむ姿に表す言葉を失う。

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