2008年8月29日金曜日

インドへの荷物の持ち込み

7/23
朝ご飯は、ご飯でスタートした。
なんだか、トンチ問答のようだが、今朝は正真正銘の日本のお米で炊いたご飯である。
インドにもいろいろなご飯があるが、パラパラで日本米のようにねばりっけがない。
おにぎりなどは、一生かっても握れないしろものである。
やはり、日本米はおいしい。
食べなれているせいだけでもないようである。
インド人にも、美味しいものは美味しいようである。
この日本米は大家であるインド人の友人からの差し入れである。
日本人がインド人から日本米の差し入れを受けるのは、多少の違和感を覚えるが、いつも有り難く好意に甘えている。

友人は、良く海外に出かけている。
今も、2週間ほどシンガポール経由で日本に出かけている。
どうも、彼の最終帰国地が日本の場合にお米を運んでいるようだ。
友人の家族も日本に住んでいたせいか日本米の大ファンである。
家族の期待に応えない訳にはいかないのだろう。
彼はせっせせっせとお米を運んでいる。
厳密には、個人が海外にお米を持ち出すときは農林水産省の許可を必要とする。
確か、インターネットにそう書いてあったような記憶がある。
まあ、たかだか家庭で食べる量でインド人なので神様も多めに見てくれるだろう。

ここで、インドへの荷物の持ち込みについてちょっと触れてみたい。
海外に荷物を持ち込む手段としては、自分で持ち込む方法と別送する方法の2つがある。
別送は、いろいろな会社が対応しているが、私たちは国際小包を利用した。
有名な輸送会社、2社にも見積もりを依頼したが、個人で送る場合には、JPの国際小包が文句なく安い。
民間の(JPも民間であるが)輸送会社は、会社関係の荷物が主で個人では海外赴任時の引越便くらいで、小口の荷物はどうしても割高になってしまう。
国際小包には、EMS,SAL,船便がある。
EMSはいわゆる航空便である。
船便は説明するまでもない。
馴染みのないのがSAL便である。
私たちもSAL便は知らなかった。
JPのWEBページではじめて知った。
航空便と船便を合わせて2で割ったようなものと考えると分かり易い。
SAL便は日本とインドの間は航空機を使う。
但し、貨物に余裕がある場合にのみ搭載される。
ここがEMSと異なる。
したがって、期間と費用は航空便と船便の中間となる。
私たちの経験では、期間は1ヶ月で費用はざっと1Kg/千円である。
航空便は、1週間で費用はざっと1Kg/1.5千円である。
船便は、当初から考えてはいなかった。
SAL便で5個のダンボール荷物を送ったが1つは出発間際でありまだ届いていない。
いろいろと心配はあったが、残りの4つは無事に届いた。
無事という意味は、ダンボールは全体が真ん丸くなった状態で、中の本などは水に浸したような形跡が見られた。
多分、どこかの空港(私はインドと確信しているが)で雨さらしになっていたに違いない。
インドでは日本からの荷物は、ムンバイに集められてから各地に送られているようである。
荷物に訳のわからない文字がたくさん書かれていたからまんざらウソではないだろう。
ダンボールはできるだけ2重の物にして、中の荷物は濡れることを前提に対策をしておくというのが私たちの教訓である。
次に、関税についてである。
荷物を送る際、運賃については知ることができるが関税についてはこれがなかなか難しい。
日本の役所や税関に問い合わせたが、当然、日本の税関では埒があかない。
インドの税関のwebページでも皆目検討がつかない。
しょうがないので、エイヤで4つ送って見た。
うち、2つにそれぞれ250INRの関税がかかった。
何故、2つなのか250INRという額は今もって分からない。
友人に聞いたら、税関の係管のそのときの気分でしょうと言っていた。
日本では、全く通用しない論理だが、インドではなかなか都合の良い論理である。
妙に納得できた。

荷物を持参する時には、預け入れ荷物の重量制限がある。
大抵の航空会社は、エコノミーが20Kg/人でファーストが40Kg/人である。
私たちはもっぱらマレーシア航空を利用するのでここからはマレーシア航空のことである。
一つの問題は、20Kgに機内持込み分は含まれるか否かである。
Webページでは明確に含まれると書いてある。
しかし、マレーシア航空の東京支店は含まれないと言う。
今回の機内持ち込みに持つには、パソコンが2台とプロジェクター1台があり合計すると20Kg近い重量になる。
Webページでは、オーバした分はエコノミー正規料金の0.5%/1Kgとある。
エコノミー正規料金の1割は大きい。
幸いに、オーバ分は必要としなかった。
理由は単純である。
機内預け入れ荷物は量るが機内持込荷物は量られなかったからである。
しかし、運悪く機内持ち込み荷物を聞かれ量られたらしょうがない。
結局、マレーシアもインドと同じく、係官の気分次第と言うことなのか。

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