2008年8月29日金曜日

世界で一番おいしいパパイヤとマンゴ

8/11
今日は、インドで、いや世界で一番おいしいパパイヤとマンゴを食べた。
例の公園の兄弟のプレゼントである。
大金持ちからの高価なプレゼントもうれしいが、少ないお金から無理して貰ったプレゼントも うれしいものである。
こちらでは、パパイヤとマンゴはそれほど高価ではない。
20INRも出せば買える。
しかし、兄弟にとってはパパイヤとマンゴは、とても高価なハズである。
おそらく、彼ら自身もなかなか食べることはないだろう。
そんなパパイヤとマンゴを私達のために買ってくれた。
彼らは、友達とも遊べず、テレビも見られず、映画も見られず、家の手伝いや親の仕事の手伝いに振り回されている。
それにもかかわらず、何故、このように人の気持ちを思いやれるのだろう。
年は、未だ13歳と10歳である。

人が他人の為に何かをするというのは、自分に余裕があるときが多い。
例えば、退職後のボランティア活動や高額所得者の多額の寄付などである。
これらは、本当に他人の為だけにしていることだろうか。
兄弟の思いやりに接して改めて考えさせられた。

私は高額所得者になったことがないので多額の寄付の経験はないが、ボランティア活動の経験は少しある。
数えてもこれまでに、ざっと15くらいは行ってきただろうか。
ボランティア活動は、どちらかと言うと退職後よりも仕事をしている時に活発にしていた。
今回のインド滞在には、その中の一つである日本語教師のボランティア活動は役立つと思う。
私達の住む可児市はブラジルから働きに来ている人が多く住んでいる。
彼らは家族同伴で来ており、子供の教育問題が生じている。
そこで、可児市の国際交流協会が子供達に日本語を教えるボランティア活動を行っている。
これに私たちは参加した。
日本語教師ボランティア講習会は7ケ月に渡り毎日曜日に行われた。
学校を卒業以来、こんなに長期間、緊張して学習した経験はなかった。
その甲斐があって、二人とも無事に卒業できた。
一応、国際交流協会公認の日本語教師ボランティアである。
今の所、こちらでは日本語を教える予定はないが何かの時にきっと役に立つと思う。

ボランティアとは、自らが進んで他人のためにやることである。
他人のためにやることではあるが、自らが進んでやると言う価値判断を入れることが大切である。
自らが進んでやるので無報酬の場合が多い。
よく無報酬でやる事をボランティアと言う人がいるが、揶揄としてなら良いがそう認識しているのなら認識を代えたほうが良いと思う。
ちなみに、ボランティアの始まりは、映画で有名な自ら進んで家族の住む町を守ったアラモ砦の勇者達である。
あのジョンウェインの名演技が、今も忘れられない。

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