2008年8月29日金曜日

衣食住シリーズ その3 住


8/1
インドに来て、新しい月を迎えた。
私の地元の夏祭りは、無事に終わっただろうか。
もう、お盆の帰省がマスコミで取り上げられ始めているだろうか。
高校野球の予選は終えたであろうか。
オリンピックの話題は華やかであろうか。
家の庭の芝は夏枯れしてはいないだろうか。
子供たちは元気であろうか。

今日は、衣食住シリーズの最終回である住生活。
インドは混沌で雑多で多様な国であることを一番身近に感じるのは住生活である。
日本なら一つの地域(例えば分譲地)内では、平均的な家々が立ち並ぶであろう。
インドは全く様子が違う。
豪華な邸宅のすぐそばにスラムがあったり立派な庭園の隣が悪臭を放つドブ川だったりする。
とにかくバラバラで、どのように説明したらよいか。

身近な例として、私たちの住生活から話を始めることにする。
私たちの住む地域は、インド政府が計画分譲した所と聞いている。
何でもここを見に来たある日本人がバンガロールの土地価格は東京並みと言ったそうだ。
おせいじ半分としても、相当な価格なハズである。
何しろ1区画が300坪-400坪近くある。
そこに総4階建ての建物である。
私たちの部屋は3LDKHRで申し分ない広さである。
Hは日本では馴染みがないがHallのことである。
HLDKだけで50畳は下らない。
それに40畳のRが付く。
日本流のベランダである。
寝室は3部屋であるが、1部屋が8畳から12畳で各部屋にトイレと風呂場がある。
お風呂にはシャワはあるが、いわゆるバスタブなるものはない。

ACは主寝室のみで、あとはファンである。
ファンは全部で6つある。
何しろ気温が20-25度である。
今の季節はファンで十分である。
各部屋には天井までの作り付けの収納家具が付いている。
荷物は1部屋で収納できてしまい残念なことに2部屋はほとんど使用していない。

さて、これだけの部屋を日本で借りたら一体いくらになるだろうか。
友人宅と言うこともあるが、家賃は横浜に住む娘の1Kのアパート家賃と僅か11,000円しか違わない。
インドにも敷金(Deposit)がある。
通常は、10ケ月であるが交渉で4ケ月になった。
光熱費は、未だ請求書がないので分からないが、少なくともバスタブがないためガスと水道は間違いなく安いハズである。
請求書が来るのが楽しみになることなど日本では味わったことがない。

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