2008年8月29日金曜日

ガス漏れとパワフル爺さん初体験

7/13
今日は、朝から大変な目にあった。
まだ、私たちは居住者登録が終わっていないのでガスの供給が受けられない。
そこで、プロパンガスを小型にしたようのもので代用している。
今朝、起きたら台所が妙にガス臭い。
調べたところ、ガスが昨夜から少しずつ漏れていたようである。
原因は、ガスの火が通る穴が詰まっており内部の圧力によりパッキンが横にずれていた。
今日は日曜日。
苦労して苦労して業者に連絡した。
業者は、なんでもないように店に持って来いと言う。
当然、ここはインド。
一言のお詫びもない。
日本で21,170日も生きてきて、インドに来て僅か4日で命を落とすわけにはいかない。
これからも何回か同じ目に遇いそうな感もするが、しぶとく生きよう!!

私たちは、友人の3階建ての家の3階に住んでいる。
インドの階の数え方はイギリス流なので日本流に言うと4階である。
1階は駐車場、2階には友人、3階にはインド人の家族が住んでいる。
そして、私たちは4階である。
日本では、最上階は家賃が高いが、インドでは必ずしもそうではない。
バンガロールには当てはまらないが、日差しの強い都市では最上階は敬遠されるようである。

家の前で野菜を買っていると、3階のインド人の主人から遊びに来るように声をかけられた。
インド人から先に声をかれられるとは思ってもみなかったので少し驚いたが、とてもうれしかったので遠慮しないで早速訪問した。
3階の住人はMAHESHさんという、インド綿や絹の輸出を仕事にしている人である。
奥さんはSHEIRAさんで、長男と長女の4人家族である。
長男はイギリスの大学に留学中である。
とにかく、インドの人は子供の教育には熱心である。
そればかりか、大金をかけている。
その証拠かどうかわからないがメイドが2人いるのにSHEIRAさんは働いている。

夜、寝ていると突然、玄関のチャイムが激しく鳴った。
虚ろな気分でドアを開けると、そこには子供2人と大人3人が立っていた。
一瞬、驚いたが、よく見ると2人の子供と1人の大人は見覚えがある顔である。
友人の子供と使用人である。
子供達は盛んにgrand fatherと叫んでいる。
状況が良くわからないが、とにかく部屋に入ってもらった。
どうも、見知らぬ大人は友人の奥さんのお父さんとドライバのようである。
チェルチィという所から、今、着いて挨拶に来たようである。
こちらは、就寝中で着替える間もなかったので上はランニングで下はパジャマ姿である。
いくら、インドであるとはいえ体裁が保てなかったが、しょうがないので着替えることなくいろいろと話をした。
grand fatherは、昔は大学の教授でタミル言語を教えていたそうだ。
インドには、サンスクリット語という日本語の原典とも言われている言語があり、今は、この研究をしている。
年は65歳。
(後で、72歳であることが判明)
今でも、毎日、3時間、1000回、腕立て伏せをしているという。
65歳で1000回の腕立て伏せはないと思うが、彼の上腕は筋肉が盛り上がっており、まんざら嘘ではなさそうである。
彼の住むチェルチィからバンガロールには、チェンナイを経由して12時間かかる。
何でも、もう明日の朝にはチェルチィに戻るようだ。
インドには、彼のようなpowerful grand fatherが結構いるらしい。
1泊2日で24時間のそれも道路事情が良くない車の旅で、6時間の深夜のたびを終えて、大きな声で饒舌に話をする65歳の日本人など私は知らない。
彼の早口で大きな声が耳に着いて、今夜はしばらく寝付けないだろう。

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