2008年8月29日金曜日

素敵な友人


8/23
近所を散歩していると、見知らぬ家の前で日本人ですかと声をかけられた。
そして、家に招待された。
日本でも初対面の人を家に招待する事など余りないが、インドでは絶対に初対面の人は家に入れないと聞いていたので最初は耳を疑った。
声をかけてくれたのは、JAYAさんという50歳くらいの品の良いご婦人であった。
最初に庭を案内してくれた。
JAYAさんと一緒に興味深く庭を見て回った。
いつも散歩の途中でこの家の前を通るたびに、素敵な家と庭に感心していた。
芝生で覆われた庭には、睡蓮の池があり淵には亀の置物が置いてあった。
インドで亀の置物をみようとは思わなかったのでしばらく眺めていた。
この庭はすべてJAYAさんの手づくりだそうだ。
この近くには、立派な庭の家が多くあるが手づくりの庭は珍しい。
普通、インドでは家の持ち主は、買物、料理、洗濯、掃除、庭の手入れはやらない。
自分の時間を使うよりも、人に頼んだ方が安くつくからだ。
友人の道路の前の10m2に満たない小さな芝生でさえも庭師が来てやっている。
私たちが庭を案内されていると、家の中からご主人が微笑みながら出てきた。
恰幅の良い見るからの温和そうなご主人である。
しばらくすると、ご主人も家に入るように進めてくれた。

家の中は、インドのお金持ちの家を実感するのに十分過ぎる程の素晴らしさであった。
まず、物が違うのである。
次に、広さが違うのである。
1階には、応接室、台所、ホール、主寝室、神様の部屋、家事部屋がある。
応接室は何畳あるかわからないほど広い。
神様の部屋は総大理石である。
しかも、一つ一つの大理石が大きい。
2階へはベルサイユの薔薇に出てくるような螺旋階段がある。
子供は米国に留学中なので、ご夫妻だけでここに住んでいる。
家は3階建てである。
一体、2階と3階には何があるのだろう。
当然、使用人は何人か居るだろうが贅沢というより、只、唖然としてしまう。
噂には聞いていたがインドのお金持ちはスケールが違うと言うことを日本の貧乏人は実感した。
私たちの家にも遊びに来てくださいと言う気にはならなかった。

ちなみに、JAYAさんのご主人は54歳でMODEL EDUCATION SOCITYという学校法人の理事長である。
NURSERY SCHOOLからPre-UNIVERSITY COLLEGEまで5校を経営している。

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