2008年8月29日金曜日

commercial St探訪

8/16
バンガロールには、有名なmallとStがいくつかある。
Mallには文字通りお店が集まっていて、Stには両端にお店が並んでいる。
時間に任せて、1ケ月余りで有名なmallとStはほぼ踏破した。
ガイドブックに載っていて、未だ行っていないのはcommercial Stである。
commercial Stの近くのM.G loadやBRIGATE loadには何回か行った。
今回は、commercial Stだけにターゲットを絞って行く事にした。

commercial Stは、M.G loadから北に3本入った所にあった。
家から最長距離のオートの旅である。
時間にして約50分、オート代は奮発して110INRを払った。
オートを降りると、同じような道が何本かあり、そこには同じようなお店があり、同じような数の人が歩いている。
一体、どこがcommercial Stなのか皆目検討がつかない。
歩いている人に聞いても、異なる道をcommercial Stだと教える。

インドでものを尋ねるときには、注意が必要である。
それは、知らないと言う答えがほとんど返ってこないことである。
例え、知らないことでも平然と自身満々に答える。
どうも、人にものを聞かれて答えないことは失礼に当たると考えているらしい。
文化の違いと言えばそれまでであるが、これにはいつも困惑させられる。
インド生活の知恵として、同じ質問を何人かの人に聞くことにしているが、答えが異なった時の知恵が未だついていないので、お店の看板を一生懸命に見てcommercial Stを捜した。
お店の看板には、運がよければ住所らしきものか支店名に通りの名前が入っている。
別の捜し方は、英語で書かれたお店の看板が多いか知っているブランド名を捜す方法である。
有名な通りには、ブランド店が多いのは世界共通の真理である。

地図を手にしばらくの間、彷徨する。
地図があるなら、地図を見せれば良いのではと考える人がいたらインド生活は失格である。
何しろ、職業人であるオートのドライバーでさえ地図の見方は知らないのである。
まして、英語で小さな字で書いてある地図など、誰も見ようともしないのは明白である。
結局、commercial Stはオートを降りた場所から10分ほどの所にあった。
commercial Stは、歩いてきた道とは明らかに違っており、お店の看板を見るまでもなく、一目瞭然であった。
名前の通り、おしゃれなお店が両端に並んでいた。
特に、サリーやパンジャビドレス用の布を売っているお店が目立つ。
以外に思うかも知れないが、バンガロールは絹の生産地としても有名である。
さすがに絹ではないが、サリーやパンジャビドレス用の布は200INRから手に入る。
絹でも600INRから手に入る。
これには、サリー本体は勿論、下に着るシャツの仕立て代、上に羽織る布まで、全部含まれての値段である。
布の長さは5-6mある。
これで500円から1500円の買い物である。

commercial Stには、私の好きな骨董品のお店も数多く見かけた。
そのうちの2-3軒を見て回った。
インド古代らしき、石や真鍮の仏、サンダルウッドの木彫などが所狭しに置かれていた。
ほとんど値段はついていない。
こういうお店は要注意である。
客の服装や態度を見て、吹っかけてくる。
特に、外国人にはべら棒な金額をいってくる。
インド政府は、外国人の訪印を歓迎しておりインド人の外国人に対する不当行為については厳しく取り締まっている事を日本に住むインド人の友人から来る前に聞いた。
政府認可番号を調べ、ポリスに電話すると言えばいいらしい。
特に、オートには抜群の効き目があるらしい。
この必殺技はこんな所で使うのは勿体無いので、いざという時までとって置くことにした。

commercial Stでは、スイーツを買っただけで家に帰った。
どこの国でも観光客が来る場所では、物の値段は高くなる。
インドも例外ではない。
以前の私なら、当然のようにcommercial Stで外国人価格でいろいろな買い物をしたと思う。

0 件のコメント: